閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)

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閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)

2020/04/13

こんにちは。川崎市中原区、南武線平間駅に店舗を構え、川崎・横浜を中心にご利用者様のご自宅・施設にて、訪問マッサージをご提供していますKEiROW武蔵小杉ステーションです。

 

先日までは腎・泌尿器系についてお話しましたが、今日からしばらくは循環器系の医療知識について1つずつお話したいと思います。今日は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)についてお話します。

 

<閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)とは>
■70歳以上の2割が発症する高齢者に多い血管疾患
閉塞性動脈硬化症は、手や足の血管の動脈硬化により、狭窄(血管が狭くなる)や閉塞 (血管が詰まる)を起こして、血液の流れが悪くなり、手先や足先へ栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなる病気で、手足にさまざまな障害が現れます。痛みを伴う歩行障害が起こることを指します。糖尿病・高血圧・脂質異常症・喫煙習慣などが危険因子とされ、ゆるやかに進行します。合併症を起こすことが多く、閉塞性動脈硬化症の人の約3割が冠動脈疾患を併発し、約2割の人に脳血管障害の併発が認めらます。50~60歳以降の男性が比較的発症しやすいです。

 

<症状>
【初期】●下肢の冷感 ●しびれ
【中期】●間欠性跛行(歩行を続けると下肢が痛くなり、正常に歩けなくなる。休息すると痛みがなくなるが、歩くとまた痛くなる)●下肢動脈の拍動低下
【末期】●安静時にも痛みが出現 ●靴擦れなどから足に潰瘍ができ、壊死に至る場合もある

 

<治療法>
薬物療法:血管拡張薬や抗血小板薬の投与
●痛みが強い場合:人工血管バイパス手術。狭くなった動脈に風船やステント付きのカテーテルを挿入してふくらませる治療を実施
●壊死した場合:脚の切断が必要になる
●動脈硬化の危険因子である、糖尿病、高血圧、脂質性異常症の治療は並行して行う

 

<日常生活の留意点>
 動脈硬化を悪化させない食事指導、禁煙をオススメ
 毎日、足の状態を観察。皮膚の色や皮膚の温度、傷の有無などが観察のポイント。深爪にならないように注意
 足の血行改善のため、靴下や足袋、電気毛布などで保温に努める
 入浴が大切
 痛みが出る前に休むなどして、適度な運動を定期的に行う
 正座など、足に負担のかかる体勢をとらないようにする
 血流が悪くならないよう、水分は十分に摂る

 

川崎、横浜を中心に訪問マッサージをしている中原区のKEiROW武蔵小杉ステーションでは、様々なご利用者様がいらっしゃいます。様々な病気の医療知識も増やし、適切に真摯に訪問鍼灸マッサージに対応しております。訪問鍼灸マッサージをご希望の方は是非KEiROW武蔵小杉ステーションにご連絡ください。